アルフレッド・アドラー|人物紹介
アルフレッド・アドラーとは
アルフレッド・アドラー(Alfred Adler)は、オーストリア出身の精神科医。アドラー心理学で知られる「個人心理学」の創始者。
- 1870年~1937年
- アドラー心理学(個人心理学)の創始者
- オーストラリア出身の精神科医・心理学者
フロイトとは共同研究者であったが、精神異常の原因を性的欲求で説明するフロイトに反対し、優越感を求める権力欲求が原因であると主張したことからたもとを分かった。
アルフレッド・アドラーの生涯
1870年:ウィーンでユダヤ人の家庭に生まれる。7人兄弟の次男
1895年:ウィーン大学の医学部を卒業
1895年:ウィーンで診療所を始める
1897年:ユダヤ人のライザ・ティモフェヤーニャ・エプシュタインと結婚
1898年:『仕立て業のための健康手帳』を出版
1902年:フロイトに招かれ水曜会(フロイト学派の研究会)に参加
1907年:『器官劣等性の研究』を出版
1910年:ウィーン精神分析協会の議長に就任
1910年:性的欲求の重視に疑問をいだきフロイトと対立し始める
1911年:精神分析協会を離れ自由精神分析協会を設立
1912年:『神経質について』を出版
1916年:第一次世界大戦では精神科の軍医を務め、そこで共同体感覚の重要性を見出す
1922年:教育改革の一環でウィーンに児童相談所を設立
1924年:ウィーン教育研究所治療教育部門の教授に就任
1926年:アメリカへ講演に訪れ成功を収める
1932年:アメリカ、ロングアイランド医科大学の教授に任命される
1932年:『人生の意味の心理学』を出版
1935年:アメリカへ移住する
1967年:スコットランドの公演中に心臓発作で生涯を終える(67歳)
アルフレッド・アドラーの主な著作
『Practice and Theory of Individual Psychology』1927年
『Understanding Human Nature』1927年
『The Pattern of Life』1930年
『The Science of Living』1930年
『The Problems of Neurosis』1930年
『What Life Could Mean to You』1931年
『The Neurotic Constitution』1917年
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