弁証法的行動療法
弁証法的行動療法(DBT:Dialectical Behavior Therapy)は、アメリカの心理学者マーシャ・リネハンが提唱した認知行動療法の第三世代に含まれる援助技法です。
生きるための能力開発やモチベーションを強化するとを目的に「感情の調節」「対人関係」「マインドフルネス」などのスキルトレーニングも治療法に含まれています。治療は、個人療法+グループトレーニングの構成です。
それまで治療が困難とされてきた境界性パーソナリティ障害に対して治療的効果が認められており、境界性パーソナリティ障害の治療に特化したプログラムで構成されています。
実施される治療法
●個人療法:学習理論に基づくホームワークを基にしたカウンセリング
●グループトレーニング:マインドフルネス・対人関係保持・感情抑制・苦悩耐性の技能トレーニング
※個人療法とグループトレーニングは異なる治療者が実施する
※個人療法を受けていなければグループトレーニングへの参加はできない
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