このページでは目的別の心理資格を紹介しています。民間資格を含め100以上の心理学資格が存在していますが、ここで紹介している資格は認知度の高い一部の資格のみです。
目次
資格を選ぶ基準
心理学やカウンセリングを学ぶ人にとって「資格」の取得も大きな目標のひとつになると思います。そこで「数ある資格の中で、どの資格を選べばいいのか?」ということについて、参考になる基準といくつかの「資格」を紹介します。
まず、心理学を学んで「何を知りたいか?」「どう活かしていきたいか?」ということが、資格を選ぶ基準になります。専門的に学びたい分野があれば、それに特化した資格を目指したり、仕事に活かすのであれば会社に必要とされるスキルを学ぶことが目的になるでしょう。状況や希望に合った資格の選択が必要です。
あなたが心理学の資格を取得する目的は?
- 「対人スキルを向上したい」
- 「緊張しないようにしたい」
- 「営業スキルとして活かしたい」
- 「セルフコントロールを学びたい」
- 「人間関係の問題を解決したい」
- 「子育てに活かしたい」
- 「家庭不和の改善のため」
- 「教養として」
- 「就職やキャリアUPのため」
- 「心理学に興味がある」
- 「カウンセラーに興味がある」
「医療」や「教育」の分野で心理の専門家として仕事をする
心理職につくには必須の資格
2017年に国家資格が施行されると、心理職を目指す人の選択は国家資格の一択になると思います。現在は、臨床心理士が心理職に必要な資格ですが、将来心理職として仕事をしていきたいと考えているのであれば「公認心理師」の資格は必ずと言っていいほど必要になります。心理学の資格は無数にありますが、この2つの資格以外は厳しい言い方をすると趣味の資格です。専門性を示せる資格は国家資格の「公認心理師」です。
どちらの資格も大学院で専門的に学ぶ必要があるため、学生の内にその道へ進んでいなければ取得を目指すのは難しい資格です。通信制大学や放送大学から進む方法もありますが、難易度は高いです。
仕事に活かす、キャリアUPを目的として学ぶ
産業カウンセラーの特徴は、学びやすく、知名度と評価が高いことです。養成講座を受講すればおよそ半年で受験資格が得られます(費用:約20万円)。受験者の多くが在職者で管理者や人事担当者に人気の資格。知名度も高いのでキャリアUPにつながりやすいです。企業によっては産業カウンセラー資格を高く評価しているところも。
教養として、心理学に興味がある
認定心理士は、大学で心理学を学んだ証明となる資格で試験はありません。心理学が注目されるようになり、通信制大学や放送大学で心理学を学び、認定心理士を取得する人が増えています。大学で心理学を学ぶメリットは、カウンセリングなど特定の分野だけではなく幅広い学習が可能なことです。
問題解決やスキルUPのため
・カウンセリングを受ける
・本を読む・関連書籍で学ぶ
問題解決などのためにスキルを学ぶのであれば、カウンセリングを受けてみるのもオススメです。カウンセリングには心理教育という側面もあるので、学びながら問題解決できれば一石二鳥です。また、さまざまな心理学関連の書籍が出版されているので、興味のある本を探して一冊読むだけでも役立つことが多く書かれていると思います。
心理学を営業などビジネススキルとして学びたい人には、NLPやコーチング系の資格が役に立ちます。
心理系の資格は100以上ありますが、心理職が希望なら認定心理師か臨床心理士が必須ですし、キャリアUPや教養のためなら知名度の高い資格を取得するのが一般的で失敗が少ないです。もちろん、ピンポイントで学びたい分野があれば希望に合う資格を選ぶこともできますね。
▼ 参考 ▼