交流パターンの分析
交流パターンの分析とは、自分と相手との日常の会話・やりとりのパターンを知って分析することです。人の会話やかかわりには自我状態が大きく影響します、このパターンを理解することで意識的にかかわりをコントロールできるようになります。
相補的交流
A⇔A
部下「本日の会議は14時から開始予定でよろしいですか?」
上司「来客があるので15時からへ変更をお願いします。」
P⇔C
部下「あーっ、どうやっても計算が合わない!」
上司「どうした?そこは、こうすればうまく合うね。大丈夫!」
お互いに求めている反応が素直に返ってくる交流。相補的に交流している限り、かかわりの中で問題が起こることはない。お互いの自我状態を矢印が並行に行き交うのが特徴
交叉的交流
P→C・P→C
社員A「こっちの案件を先に片づけなきゃダメだろ!」
社員B「それはあなたの仕事でしょ!」
A→A・P→A
社員A「Bさん、E社の担当が本日お会いしたいそうです。」
社員B「この状況で対応している余裕があると思うか?」
求めている反応とは別の反応が返ってくる。期待が噛み合わないので、話が続かなかったりケンカになる。お互いの自我状態を矢印が交叉していたり別々の方向に向かう
裏面的交流
表:C⇔C
部下「いや~、さすが部長。驚きです!」
部長「どうだ、凄いだろっハハハ!」
裏:A→C
部下「ただのまぐれで浮かれやがって」
裏がある交流。言葉の裏に別の意図があったり、感情を隠して演じるようなかかわりに見られる。複数の自我に向けて矢印が行き交う複雑な構図になる
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