児童分析の創始者として知られるアンナ・フロイトをご紹介
アンナ・フロイトとは
アンナ・フロイト(Anna Freud)は、精神分析の創始者ジークムント・フロイトの末娘で、イギリスの精神分析家。フロイトの子供では唯一の精神分析家であり、児童精神分析の創始者です。
- 1895年-1982年
- イギリスの精神分析家
- 精神分析の創始者ジークムント・フロイトの娘(6番目の末子)
- 自我心理学を研究
- 児童精神分析の創始者
- メラニー・クラインと論争
アンナ・フロイトの生涯
1895年:S・フロイトの末子としてウィーンにて出生
1914年:小学校の教師として教職に就く
1922年:S・フロイトから教育分析を受け精神分析家となり、児童の精神分析に取り組む
1925年:このころから約20年メラニー・クラインと児童分析の方法論的な対立を巡って論争がおこなわれる
1936年:S・フロイトの80歳の誕生日プレゼントとして「自我と防衛機制」を出版
1938年:ナチス・ドイツの侵攻により、ロンドンに亡命
1939年:父S・フロイトが83歳で他界
1945年~:児童分析をまとめる
1965年:「児童期の正常と異常」を出版
1982年:86歳で生涯を終える
アンナ・フロイトの主な著書
『自我と防衛機制』1936年
『児童期の正常と異常』1965年
アンナと関わりの深い人物
ジークムント・フロイト:精神分析の創始者
ハインツ・ハルトマン:自我心理学
メラニー・クライン:児童分析
エリク・H・エリクソン:心理社会的発達理論
ドナルド・ウィニコット:対象関係論
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