カール・グスタフ・ユングとは|分析心理学

カール・グスタフ・ユング|人物紹介

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カール・グスタフ・ユングとは

カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)は、「分析心理学(ユング心理学)」の創始者でスイスの精神科医。主に類型論、集合的無意識など深層心理の研究で知られている。

  • 1875年~1961年
  • スイスの精神科医
  • 分析心理学の創始者
  • 国際精神分析協会の初代会長
  • 理論の相違でフロイトと決別
  • ユング研究所の設立
  • 心理学的類型(心理学的タイプ論)を提唱

フロイトとは親交を深めていたが、フロイトの性理論や無意識に対する考え方の相違から徐々に意見が合わなくなり離別している。ユングは、神話や宗教、夢や空想などの解釈から無意識の研究をしている。

ユングの生涯

1875年:スイスのトゥールガウ州で牧師の家庭に生まれる

1895年:バーゼル大学へ入学、精神医学を学ぶ

1900年:チューリヒ大学でオイゲン・ブロイラーの助手を務める

1903年:エンマ・ラウシェンバッハと結婚

1905年:チューリッヒ大学精神科の講師、精神科の医局長へ就任

1905年:「診断的連想研究」をフロイトに送り、手紙の交換が始まる

1907年:フロイトがユングをオーストリアに招待する

1909年:大学を辞職し個人開業を開始

1910年:フロイトの性理論に異を唱える

1911年:フロイトにより国際精神分析協会が設立され、初代会長に任命される

1914年:フロイトとの理論的な決別により国際精神分析協会を辞す

1916年:心理学クラブを設立して、分析心理学の確立に努める

1921年:『心理学的類型(タイプ論)』を提唱

1922年:スイスのボーリンゲンに、塔(信仰的表現)の建設を開始する

1946年:『転移の心理学』を出版

1948年:チューリッヒにユング研究所を設立

1951年:『アイオーン』を出版

1955年:『結合の神秘』を出版

1961年:老衰により生涯を終える、85歳

ユングの主な著作

このほかにも数多くの著書を発表している。

『心理学的類型』1921年

『心理学と宗教』1940年

『心理学と錬金術』1944年

『アイオーン』1950年

『結合の神秘』1955年


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