矢田部・ギルフォード性格検査 (YG性格検査)
もっとも有名で信頼性の高いテスト
心理学者ギルフォード(Guilford,J.P.)の考案した「人格目録」をもとに、
矢田部らが、日本版の「矢田部・ギルフォード人格目録」(YGテスト)を開発した。
この検査は、質問紙に記載された120の質問に答えることによって12の尺度を測定し、その傾向から「平均型」「不安定・積極型」「安定・消極型」「安定・積極型」「不安定・消極型」に分類され類型的な判定が可能なテストです。
日本では、信頼性の高いテストとして臨床の場面から教育、産業の場面まで広く普及しており、一般的な心理査定として知られています。
- 対象年齢:10才~
- 所要時間:約30分
- 査定方法:質計120の質問に「はい」「いいえ」「どちらでもない」で回答
12の尺度と5つの性格類型
- D:抑うつ性(Depression)
- C:回帰性傾向(Cyclic tendency)
- I:劣等感(Inferiority feelings)
- N:神経質(Nervousness)
- O:客観性(Objectivity)
- C:協調性(Cooperativeness)
- Ag:愛想のよさ(Agreeableness)
- G:一般的な活動性(General activity)
- R:暢気さ(Rhathymia)
- T:思考外向性(Thinking extraversion)
- A:支配性(Ascendance)
- S:社会的外向性(Social extraversion)
- 出現率(平均)
- A型 平均(Average) 22.0%
- B型 不安定・積極型(Blacklist) 14.9%
- C型 安定・消極型(Calm) 18.8%
- D型 安定・積極型(Director) 32.7%
- E型 不安定・消極型(Eccentric) 11.5%
▲心理査定のまとめはこちら⇒特性因子理論|心理テストを用いたカウンセリング