犬の実験で知られるパブロフの紹介
イワン・パブロフ
イワン・ペトローヴィチ・パブロフ(Ivan Petrovich Pavlov)は、犬の唾液実験(パブロフの犬)から条件反射を発見し、古典的条件付けで知られるソビエト連邦の生理学者。行動療法に大きな影響を与えた人物。
- 1849年~1936年
- ロシアの生理学者
- パブロフの犬
- 消化腺の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞
- 条件反射・無条件反射を研究
- パブロフ生理学研究所
- 大脳の生理機能究明に貢献
パブロフの生涯
1849年:牧師の長男としてロシアのリャザンに生まれる
1870年:サンクトペテルブルク大学へ進学
1876年:軍医学校に進学
1879年:医師の資格を取得し、ボートキンの生理学研究所に就職
1881年:セラフィマ・ヴァシリエヴナ・カルチェフスカヤと結婚
1888年:消化生理学研究を始める
1890年:軍医大学校の薬理学教授に就任
1891年:実験医学研究所の生理学実験室の長となる
1893年:アルフレッド・ノーベルより多額の寄付を得る
1897年:『主要消化腺の働きに関する講義』を出版
1902年:犬の実験から条件反射を発見
1904年:消化腺の研究で生理学・医学賞を受賞
1923年:『高次神経活動の客観的研究』を出版
1924年:実験神経症の研究に着手
1927年:『大脳半球の働きについて』を出版
1936年:肺炎により生涯を終える(86歳)
パブロフの主な著作
このほかにも数多くの著書を発表している。
『主要消化腺の働きに関する講義』1897年
『高次神経活動の客観的研究』1923年
『大脳半球の働きについて』1927年
▲行動療法はこちら⇒行動療法の理論と技法